3 Colors Wedding ‐キャルバリー・バイ・ザ・シー教会での結婚式の実体験インタビュー-

3 Colors Wedding ‐キャルバリー・バイ・ザ・シー教会での結婚式の実体験インタビュー-のカバー写真 1

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家族や友人など、ふたりをよく知る人たちに囲まれた結婚式がしたいとふたりが選んだ場所はハワイのキャルバリー・バイ・ザ・シー教会。ウエディングを兼ねてハワイに家族で旅行することで、一生忘れられない思い出が作れることが魅力だったと話す。ふたりが好きな3色を選び、それを軸にウエディングをプランニングしていったという新婦さん。スタイリッシュで温かいウエディングを成功させるまでの様子をインタビューした。

家族旅行を兼ねたウエディングで家族に感謝も気持ちを伝えたかった

―なぜハワイを挙式の場に選んだのでしょう?

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奈良さん(以下敬称略)
私の家族は元々、海外旅行には不慣れでした。そこで、親孝行を兼ねて家族旅行ができたらいいなと思っていました。趣味でサーフィンをしていた彼と、「ハワイにしようか」と話していたところ、それを聞いた彼のお姉さんが「行きたい!」と乗り気になって……(笑)。うちの両親に話したところ、現役で働いていた父は照れ隠しかどうか分かりませんけど、「その時期に休みが取れるかな」とつぶやいてました。だから、「乗り気じゃないのかな!?」とちょっと心配だったんですけど。でも結局、行ったらとても楽しんでくれました。

私たちは新婚旅行も兼ねていたので、長めの日程で7泊9日。家族や友人たちは、3泊5日の旅行日程でした。私たちは家族と自分たちの旅費などを負担。友人のゲストたちには旅費を自費負担してもらう代わりに、ご祝儀なしにしました。そして『Black Friday』と呼ばれる感謝祭の翌日から始まる、年に一度のクリスマスセール時期を選びました。せっかく行くなら、友人たちにもショッピングなどが楽しめるシーズンの方が喜んでくれると思ったからです。

色を絞った方が全体的にまとまると実感

―ウエディングのテーマカラーを3色に統一したのはなぜでしょう。

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奈良
ヒマな時間があると、Pinterestを使って実際にウエディングをした人たちの画像をチェックしてピンしていきました。たくさんの画像を見るうちに、テーマカラーがあった方が全体的にまとまるし、かわいいと思うように。それにタレント・優木まおみさんの挙式の様子をまとめた「MAOMI’S HAWAII WEDDING」(宝島社)を見ていると、イエローのカラーが効いていてかわいいなって……。それに彼が趣味でサーフィンをしていたので、海を連想させるブルー、そして2色に合う色を考えて、ホワイトをテーマカラーに選んでウエディングをコーディネイトしていきました。

―ミニのウエディングドレスがとてもかわいいですが・・・。

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奈良
ありがとうございます! 都内とか街中だったら決してミニは履きませんけど。でもリゾートなら映えるかなと思いまして。最初はドレスのことなんて全然分かりませんでした。そこで実際にハワイで結婚式を挙げた人のブログをたくさん見てみたんです。すると、Vera Wang Hayleyのふんわり広がったドレスが好きになって……。
マーメイドスタイルもテーマカラーやリゾートという雰囲気には合うと思ったんですが、ふんわりとしたプリンセスラインのドレスを着ることは、こんな機会でないと着られないと思ったんです。でもあるブログを読んでいたら、Vera Wang Hayleyのドレスを飛行機で持って行くと、クシャクシャになってしまってせっかくのふんわりした印象が台無しになってしまったことがあったということが分かりました。

そこで次に目に留まったのが、Vera Wangのプリンセスラインのドレス、バレリーナ。腰に巻くリボンで、いろいろとアレンジできそうなところもポイント。自分用にオリジナリティーを出すことができるところも気に入りました。
ミニドレスは、アミューズヴィーブライダルさんでレンタルすることに。ミニドレスはWhite by Vera Wangのものでした。プリンセスラインのドレスは、VeraWangのお譲りサイトで探して購入しました。

―彼の衣裳はどちらで選ばれたのでしょう。

Nara Date Shot:11/29/14©2014 Photos:Jayson Tanega Photography

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奈良
実は彼自身、そんなにこだわりがなかったようで(笑)。プロデュース会社と提携していた青山にあるレンタルショップ・カークメンズで、理想の1着を見つけました。
ただ、小物にはこだわりたいと思っていて、CLASKAのイベントに参加しました。実は、ハワイウエディングと決める前に、CLASKAでウエディングをするのもいいな~と思っていたんです。でも半年に1回のペースで行われるイベントの時、都内は大雪。ちょうどその時、私は仕事で海外に行っていたので飛行機の関係で帰れなくなってあえなく断念。

だから、「衣裳に使えるような小物はないかな?」と探していた時にCLASKAを思い出しました。ネットでいろいろ検索してかわいいものを探して、絵に書き起こしていました。
そんな時、CLASKAのイベントでサーフィン好きな彼にはピッタリのサーフィンの絵が描かれたものとブルーのストライプの2点を見つけてすぐに購入しました。

―ミニドレスに彼のイエローのショートパンツも合っていますね。

Nara Date Shot:11/29/14©2014 Photos:Jayson Tanega Photography

奈良
これを探すのが苦労しました。全体のコーディネイトとして、彼の黄色のパンツは必須アイテムでした。でもなかなか思った通りの色のものがなくって……。インターネットで探していたのですが、見つからずに彼から「もう別の色でもいいじゃない!?」と言われても諦めきれずにいた時、なんとかネットで見つけました。でも後から写真を見て振り返ると、ココはやっぱり妥協をせずに良かったと思うんです。

―ブーケもやっぱりイエローを選んだんですね。

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奈良
はい。イエローは挙式用のブーケで、プロデュース会社と提携しているFlowers For Twoさんにお願いして生花で作っていただきました。ピンクのブーケは、街中で撮影する用のもので、インターネットでイメージに近いものを作っておられたアフロディーテさんにお願いして日本で造花として作ってもらいました。最初は、専用の箱に入れて持って行こうとしたのですが、結構かさばるので、形を崩さないで入れることのできるスーツケースを用意。それを持ってハワイに行ったのですが、運びやすくて正解でした。

カスタマイズができるプロデュース会社を選択

―ちなみに結婚式のプロデュース会社はどのように選んだのでしょうか。

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奈良
仕事の勤務が不定期なので、土日が休みの彼と休暇を合わせるのは結構大変。でもハワイで挙式すると決めてから、ワタベウエディングさんなど、スケジュールを合わせていろいろなプロデュース会社に行きました。でも自分たちは個室の装飾やドレスも含めて、ディティールにこだわってカスタマイズしたかった。

そこで見つけたのは、「Real Weddings」さん。『ハワイウエディング“誰よりも幸せ”のルール』(エイ出版/著者・家倉呉実)という本を出されている方がいる会社です。最初はハワイに住む家倉さんとメールのやりとりからスタート。その後、六本木にあるオフィスで打ち合わせをしました。挙式やパーティなどのベーシックな手配をお任せすることができて、ドレスなどの持ち込み料はなし。自分たちらしい結婚式を実現するためにカスタマイズできるけど、費用が余計にかからないところが最終的に決めた理由でした。挙式までに日本では3回、打ち合わせをしました。

―その打ち合わせではどんな話をされたのでしょうか。

奈良
ロケフォトなどはどこでしたいのか? また会場装飾は、ブルーをベースにフラワーポムと呼ばれるチアリーダーなんかが持つ、“ポンポン”を飾りたいという希望をイメージに近い写真を見せたりしてイメージを伝えました。また、パーティ会場のカーテンの色が変えられないことなどを打ち合わせで知りましたね。

―ちなみにこのパーティ会場の室内装飾などのアイデアはどこから湧いてきたのでしょう。

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奈良
以前、ホームパーティのデコレーションが学べる基礎講座に参加して、そちらでフラワーポムのデコレーションについた学んだことがありました。
そのため、作り方は知っていたのですが、結婚式の準備はいろいろとあって自分で作る時間を確保するのは大変。そこで購入することにして探していたところ、ちょうど欲しかったものが中国のサイト『Light in the box』にあるのを見つけました。

これが結構安くて、ほかにも1脚ずつリボンの装飾をしたいと思っていたのですが、自分で手配すると1脚800円かかるところが、6脚で1000円とコストを抑えられることが判明! 実はこのサイトで送付するまで1週間~10日かかると書かれていたので、スケジュールに余裕を持って注文しました。でも商品が揃ってから、送付をするまで時間がかかるという注意書きがあったのを見落としていてハラハラしましたね。

―お花を入れる花瓶はブルー。これもキレイですね。

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奈良
これもプロデュース会社の方にお願いして、手配していただきました。元々あったかどうかは疑問ですけど。花が白などの色が多いため、ちょっと寂しくなってしまう懸念がありました。そこで花瓶に色を持ってくることで、きっと華やかな印象になると思ったからです。結果的に、華やかな印象になったので良かったです。

―パーティのお食事の中身はどんなコースにしたのでしょう。

奈良
フレンチのフルコース。日本の会場とは違って、ハワイではメニューが大雑把なものしかなくて……(笑)。でも家族がみんなお肉好き。なので、ステーキがいただけるコースを選びました。ホタテ貝や牛フィレ肉のステーキなどがあったのですが、特にステーキの焼き加減が絶妙で美味しいと好評。ホテルニューオータニさんが日本のホテルということもあり、日本人の口に合う繊細な焼き加減だったのかなって思いましたね。とにかくゲストのみなさんが喜んでくれたのでうれしかったです。

―プチギフトにはどんなものをご用意されたのですか。

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奈良
キスチョコレートに、自分でシールを貼ってアレンジしたものを配りました。またウエディングをモチーフのティーバッグも一緒にプレゼント。衣裳や小物、どれを取っても私たちの雰囲気に合っているし、オシャレと好評でした。

パーティは、内容に余裕を持たせて、ゲストたちとゆっくりと話す時間を設けるようにこだわったのですが、アットホームな雰囲気で楽しかったとゲストのみなさんに言われました。何よりも「ハワイまで来て、本当に良かった」と言われたのでうれしかったです。

実は、準備や家族旅行のサポートにがんばり過ぎて疲れが出たのか、当日、私の声はガラガラ。まるでオネエのような声で一日中過ごすことになり、花嫁が手紙を読むシーンでも声のカスカス加減に笑いが起こってしまいました。今となってはそれもいい思い出。そういえば、彼が私のメイク中に、のどにいい薬を買って来てくれましたよ。

―ロケフォトなど、全体的になんだか温かい雰囲気のいい写真ですね。

Nara Date Shot:11/29/14©2014 Photos:Jayson Tanega Photography

Nara Date Shot:11/29/14©2014 Photos:Jayson Tanega Photography

奈良
ありがとうございます! 一生、手元に残るという意味で一番こだわったのは、実は写真かもしれません。Jason Tanegaさんという方の写真をアメーバブログで見たのですが、温かい雰囲気の色合いが気に入ったのでこの方にお願いすることにしました。

同じ場所でもカメラマンの方によってイメージは全然変わってきます。自分の好みに合うものを探すことが大事だと思います。

―ヘッドドレス、ネックレスやブレスレットもかわいいですね。

奈良
ヘッドドレスはヴァニラクチュールのもので、3万5000円くらい。ネックレス、ブレスレットはコットンパールのものをminneで探して購入。

実はこれを言うとケチと思われるかもしれませんけど(笑)、ヘッドドレスなどはyahooオークションに出して、2万8000円で売りました。ウエディングドレスも後でドレスをレンタルしたアミューズヴィーブライダルさんから、ぜひそれを着たいという人がいるんだけど、お譲りいただけませんか?と連絡が……。

私も元々51万円だったものを28万円で買い取り、19万円で売ったので、結局、ウエディングドレス代も好きなものを着られて、9万円しかかかりませんでした。

―最後に結婚式を挙げて良かったですか?

Nara Date Shot:11/29/14©2014 Photos:Jayson Tanega Photography

奈良
彼は最初、結婚式を挙げることにあまりこだわりがないようでした。でも、私が花嫁姿を親に見せたいというのと、彼が家族に感謝の気持ちを伝えたいというところに共感してくれました。そこで結婚式をすることになったんですが……。いろいろ結婚式の合間も家族同士で一緒に行動したので家族間の距離がグンと近づいたように思います。

私は広島県出身、彼は宮城県出身ということでいつも家族同士で行き来をするわけではありません。ですから、結婚式=家族の距離感を縮めるという意味で行って良かったです。

―今日はいろいろとありがとうございました!

奈良 憲輔さん
夢子さんご夫妻

▼Wedding Profile
挙式日時/2014年11月29日
挙式会場/キャルバリー・バイ・ザ・シー教会
パーティ会場/ホテルニューオータニ(ホノルル、ハウツリーラナイ個室)
衣裳/Vera Wang(ロングドレス)、White by Vera Wang(ミニドレス):新婦、カークメンズ:新郎
ドレスレンタル/アミューズヴィーブライダル
中古ドレス/VeraWangのお譲りサイト
料理/フレンチのフルコース(ホタテ貝のサラダや牛フィレステーキなど)
ケーキ/ブルーのグラデーションケーキ
写真/Jayson Tanega Photography所属、Jayson Tanegaさん
テーブル装花/Flowers For Two
プロデュース会社/Real Weddings
パーティの飾りのフラワーポム、座席のリボン/Light in the box
ブーケ/アフロディーテ(タウン撮影用のビビットピンク)、Flowers For Two(挙式用イエローのブーケ)
印刷物/手づくり
引出物/ハワイのマップトート、名前入りバゲージタグ、ホノルルクッキーカンパニーのクッキー
プチギフト/ウエディングがモチーフのティーバッグ、キスチョコ(自分でシールなどを貼り、アレンジしたもの)

■当日のスケジュール
09:15 新婦ヘアメイク開始(120分)
10:30 カメラマンが到着。部屋でお支度撮影を開始
11:15 ファーストミート→ロイヤルハワイアンホテル内撮影
11:45 友人と合流し、ワイキキタウンで撮影
12:30 タウン撮影終了後、ヘアスタイルとサッシュリボン、ブーケをチェンジ
13:00 リムジンにてキャルバリー教会へ出発
13:30 教会到着、リハーサル
14:00 挙式
14:30 挙式後、教会のガーデンにて撮影と両親へレイのプレゼント
15:00 教会出発
15:15 ワイアラエビーチ到着、ドレスとヘアチェンジ
15:30 ビーチ撮影
16:30 ビーチ撮影終了→レセプション会場へ移動
17:30 レセプションパーティー開始。乾杯の後、ケーキカット。キューピット役の友人へのサンクスバイト。進行はコーディネーターが担当。
17:45 会場前のカイマナビーチでサンセット撮影。新郎の姉夫婦へサプライズの撮影プレゼント
18:30 会場に戻って食事スタート。カメラマン撮影終了
19:30 みんなでフラダンスレッスン
20:00 パーティーお開き

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