クレイジーウェディング山川咲さんインタビュー「山川咲、最後の授業」イベント書き起こし

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5月29日情熱大陸でCRAZY WEDDING代表で山川咲さんが特集されました。番組の中でも、創業より携わってきたウェディングの事業から「卒業」することを発表されていましたが、実は「卒業」にあたり、山川さんの「CRAZY WEDDING」への思いや、自身の生き方、大切にしてきたことを1人でも多くの人に共有したいという思いから「山川咲、最後の授業」というイベントが開催されていました。イベントの書き起こし&潜入レポートをお届けします。

山川咲さんってどんな人?

世界でひとつだけのコンセプトウェディングをプロデュースするCRAZY WEDDINGの創業者、山川咲さんとは一体どんな人なのでしょうか?

SAKI YAMAKAWA

Producer / CRAZY WEDDINGブランド創業者

1983年生まれ。元フジテレビのアナウンサーだった父が会社を辞め、日本一周ワゴンカーの旅へ出たのが2歳のころ。1年間のワゴンカーでの暮らしの後、千葉の片田舎での暮らしが始まる。大自然の中、15歳までお風呂を薪で焚くような生活をながら育つ。大学卒業後、人材系コンサルティング会社の立ち上げ期に参画し、5年間の社会人生活にピリオドを打ち、退職後一人オーストラリアへ。帰国後、「意志をもって生きる人を増やしたい」という想いを実現するために起業。業界で不可能と言われ続けた人生を表現するオリジナルウェディングのブランド・CRAZY WEDDINGを実現させ業界内外の人たちとともに妥協のないウェディングをプロデュースしている。2014年4月24日には初の書籍「幸せをつくるシゴト」(講談社)を出版、TVや雑誌などにも数々取り上げられている。

山川咲、最後の授業

2/20sat
18:00pm

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この日はあいにくの大雨。
しかし悪天候にもかかわらず、最後の授業を聞くために次々に人が訪れます。

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会場は満員!150人以上の人が集まったのだそう。

18:00をまわったところで、ブランドプロデューサーのオア明奈さん(Orr Akina)さんよりご挨拶があり、CRAZZY WEDDINGの舞台裏ムービーを鑑賞。
トレードマークの弾けるような笑顔とともに山川咲さんが壇上にあがると、拍手が沸き起こりました。

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数回にわたって「最後の授業」を行っている山川さんですが、「今の全力は前回の全力と違う!前回の授業よりももっと素敵な授業にしたい!」という宣言から、最後の授業は始まりました。

〜At First
1月をもって、私は CRAZY WEDDINGを完全に卒業しました。
私にとって人生で一番の宝物の日々を振り返り、今日までの4年間、たった一人で事業を始めた時から大切にして来たことを、プロデューサーを始めとする仲間に伝えた講演です。〜

3年半大切にしてきた
「挑戦し続けること」

1.「アイデンティティ」に挑む

自分であることは生涯変わらない
たくさんの出来事が起こって、たくさんの人と出会って、いろんなことがあったからいまがある。
あの人がいなかったら、たとえそれが嫌なことでも、あの出来事がなかったら・・・いまというものはない。

原点にあったのは、「山川咲にしかいきられない人生を歩みたい」という思い

Anyway You are here.

意志のある人生を1つでも多くこの世界に作る
妊娠、流産、退職を経て、27歳でオーストラリアに一人旅に行った際に、初めてこれまでの自分の人生を受け入れることができた。
その時感じた、「自分自身も含め、意志のある人生を1つでも多くこの世界に増やしたい」という思いは、時間がたった今でも微塵も変わらない。

CRAZY WEDDINGとはつまり、一生懸命生きて来た全ての人と向き合うこと
どんな人の人生であっても泣けるほどのドラマがある。
CRAZY WEDDINGを立ち上げたのは、それぞれのドラマがもっと表現されるべきだと感じたから。
新郎新婦の2人、結婚式の会場スタッフ、クリエイター・・・みんなの輝くアイデンティティで作る結婚式がCRAZY WEDDING。
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2.「パターン」に挑む

いつでも新しい人生を始めること。もっと素晴らしい人生は自分の決意の中にしかない。
大切そうに見えるものために人生を犠牲にしてはいけない。

順調だと思っているその時には、すでに衰退ははじまっている。
うまくいかなくて試行錯誤を繰り返しているときは成長しているとき。
ものごとをパターン化するのは大切だけれど、パターンが完成したら次に移ること。
パターンを脱して逆境を選ぶことということを続けてきたからいまがある。

3.「常識」に挑む

常識とはみんなが信じているもの。その結果。
「できない」と信じているから実現しない。

何を見て、何を信じたか、は仕事を見ればわかる。

もし、違う未来を望むのなら違うものを信じなければならない。
「いいモノ」を作りたいのはみんな同じ。だからそれを作れる新しい環境を作った。
CRAZY WEDDINGとは、クレイジーといわれる結婚式が、いつか世の中のスタンダードになるように”と、願いを込めて付けられた名前。

4.「可能性」に挑む

夢しかなかった。でも夢があった。

夢が無くて他の全てがあっても こんな気持ちには決して なれなかっただろう

途方もない夢がなければ私たちはこんな場所にたどり着いていない。
人間は可能性のために生きたい動物。
「できそうなこと」だったら誰も協力してくれなかっただろう。
「常識を超えたできそうにもないこと」だったから、挑戦してくれる仲間がいた。

5.「具体的」に挑む

「夢を持つ」だけでは意味がなく、それが実現可能かどうかがとても大事。

夢を持つということは未来から見た途方も無く小さな自分を受け入れ 地道に努力をするという覚悟
夢を持たなければ、「無力な自分」とぶつかることもない。
夢の実現は、どれだけ自分に厳しく努力できたか、その結果。

やりたいことは見つからない。好きなことをしても成功しない。
やりたいことはチカラをつけない限り出会えない。
未熟な自分がやりたいことをやったとしても、人生単位で手に入れたいモノは得られない。

やりたいことを探していたら人はダメになる
今の仕事に疑問を抱きながら続ける3年間と、必死に仕事に取り組む3年間では結果が大きく異なる。

一生懸命目の前の物事に向き合ってきたという自負がいつか自分の背中を押してくれる


映像は「One Love」というテーマの結婚式。
CRAZY WEDDING初期に手がけたもので、とても思い入れの深いものだそう。

6.「チーム」に挑む

1人で見れる夢は 1人で背負えるものは 一体どれほどのものだろう
自分が信じて「やりたい!」と思ったことに、1人だけでで愚直に努力し続けられる人はなかなかいない。
仲間がいなければ見られない世界に挑むことが大切。

7.「変化」に挑む

人は好奇心を無視して 立ち止まることはできない
世の中には「その先の世界」が見えていて、周囲に「その先の世界」を見せられる人がいる。
誰かに「その先の世界」を見せたいと思ったら、自分自身がしっかり「その先の世界」が見えていないと他人にも見せることはできない。

「挑戦し続けること」を忘れないため 私たちは成長し変化し続ける

8.「痛み」に挑む

痛いときは真価を問われる時。真正面から向き合えば 現実は打破できる

痛みは、自分へのサイン。無視するか、向き合うかで自分の未来が変わる。
痛みをスルーしない。そのとき逃げたとしても違うカタチでやってくる。

全てのことが山川さんと今日を作るためにあったなら 全てがあってよかった
たくさんの厳しい意見を乗り越えて成功させた結婚式の後に、お客様からいただいたという言葉。
「この仕事をやっていて本当に良かった」と思わせてくれた。

9.「信念」に挑む

自分の世界のルールで生きる。怖くても不安でも私が決める。
不安な気持ちになるほどの挑戦を毎回すること。

「これ」という1番大きなものへと人生は動いていく。
「これ」というものがなければ、流されてしまう。意識して生きることが大切。

純粋に生きることを大切にする。自分の純度が高いと物事が伝わる。計算高いよりも、純粋に生きること、信念を貫くことが大切。

10.「何度でも」挑む

自分への辞令 次への挑戦
居心地の良いCRAZY WEDDINGで、震えるほどの決断や挑戦ができなくなっていた。
また、仲間からもそれを奪っていた。

人間は失うものには敏感。失い続けているものには鈍感。
「失う」とは人生そのものを失うこと。失い続けるより、何かを手に入れるための決断が大切。

目的地に辿り着けたのはルートがあったからではない。そこを目指し、決意したから
目指し続ければ辿り着ける。

何度でも何度でも挑む
目指し場所にたどり着くためには、何度でも何度でも挑むこと。

My Theory

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世間とは違う私の失敗と成功の定義
一般的に、成功とは「結果が出ること」 失敗とは「結果が出ないこと」
自分の定義では、成功とは「挑戦すること」 失敗とは「挑戦しないこと」

私には「挑む」以外の選択肢がない
挑まないことは私の人生じゃない。
失敗はしない!

これから目指すこと

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目指すのは2000社100万人!
ひとりでも多くの人たちと一緒に「生態系」や「新しい時代」を作っていきたい。

CRAZY WEDDINGとは・・・

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-人生が変わるほどの結婚式をしよう-

わたしたちは今までにない、まったく新しいカタチの結婚式をつくります。
それは、おふたりのやりたいことをかなえるだけの結婚式ではありません。
家族への想いや、おふたりの価値観を見つめなおし、「自分たちの個性を表現する」それがわたしたちの考える結婚式です。
新たな人生の幕開けとなるおふたりだけの”クレイジーウェディング”をご提案します。

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オフィスの1階には2015年10月にカフェがオープン。
テイクアウトもOKです。
CRAZY CAFE 「BLANK」

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2階へと続く階段の壁にはスタッフの写真。
どの写真も気取らない笑顔が印象的。

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CRAZY WEDDINGが携わった結婚式。
どれもこの世にふたつとない個性的な結婚式です。

最後の授業を聞いて・・・

今回、山川さんが語ってくれたものの多くはCRAZY WEDDINGを通しての経験や価値観についてでした。
しかし、それはCRAZY WEDDINGに関わる人でなくても、経営者でなくても、通じるものではないでしょうか。

特に印象に残ったのは、「大切そうに見えるものために人生を犠牲にしてはいけない。」(2.「パターン」に挑む より)「人間は失うものには敏感。失い続けているものには鈍感。」(10.「何度でも」挑む より)という言葉。

世間や「常識」に惑わされることなく、常に自分の心に素直に耳をかたむけて、「本当に大切なもの」「目指すべき場所」を持つこと大切さを教わった2時間でした。

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