凛としたオトナ女子へ。カルティエの歴史を学びましょ!

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世界5大ブランド、カルティエ。ジュエリーや時計など様々な商品が世界中から愛され続けています。あの有名なラブリングの由来は独占欲から??カルティエのブライダルリングをご検討中のプレ花嫁さん、必見です!!

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憧れのハイブランド、カルティエ

赤×黒のボックスと、パンサーをモチーフとしたジュエリーデザインから、落ち着いたオトナ女子をイメージする方は多いのではないでしょうか。

世界5大ジュエラーに数えられる、格式高いハイブランドのカルティエ。

カルティエとはどのようなブランド?
こんなに愛される魅力とは?

今回はカルティエの歴史を学びましょう!

カルティエはフランス生まれのハイブランド

Cartier(カルティエ)はフランスのジュエリーブランド。時計、革製品、ライター、筆記用具なども扱っており、リシュモングループの傘下にあります。

「Jeweller of kings , king of jewellers 王の宝石商、宝石商の王」(英国エドワード7世の言葉)と言われる名門ブランドで、イギリス王室を皮切りにスペイン、ロシア、ギリシャ、モナコ、ベルギー、インドなど、次々と王室との関係を深め、王室御用達は16ヶ国にのぼるそうです。

1847年、宝飾師であるルイ=フランソワ・カルティエが28歳の若さで独立したときから、カルティエの歴史が始まりました。

ヌーヴ・デ・プティ・シャン通り5番地に、個人顧客を対象としたジュエリーブティックを構えます。

ハリー ウィンストン、ティファニー、ブルガリ、ヴァン クリーフ&アーペルと並んで「世界5大ジュエラー」と呼ばれます。

カルティエはアールヌーヴォー・スタイルが嫌いだった

当時、ヨーロッパで流行していたのは、曲線を主体とするアールヌーヴォー・スタイルでした。

アールヌーヴォー・スタイルとは、「新しい芸術」を意味します。
アールヌーヴォー・スタイルの特徴は次の3つ。

  • 花や植物などの有機的なモチーフ
  • 自由曲線の組み合わせによる装飾
  • 鉄やガラスといった当時の新素材を利用

しかし、ルイ・カルティエはこの流行が気に入らず、フランスの古美術を収集し研究を開始します。

左右対称のデザインが好きだったカルティエ

さらにイスラムや東洋の文様までその研究対象とし、明確なラインと対称的な構成を持つガーランド・スタイルを確立しました。

ガーランド・スタイルの特徴は次の4つ。

  • 貴族、大富豪の正装用ジュエリー
  • 左右対照的なデザイン
  • プラチナ、ダイヤモンド、真珠を素材として利用
  • レースの様な透かし柄で織りなす花網模様(ガーランド「園芸用語」)の優雅で繊細なデザイン

それはやがて1920年代にアールデコ・スタイルへと発展します。

以前のアールヌーヴォー・スタイルが曲線を主とするのに対し、アールデコ・スタイルの特徴がこちら。

  • 現代都市生活に適した実用的なもの
  • 単純・直線的なデザイン
  • 幾何学的なラインを主軸とする極めて近代的な宝飾品

アールデコ・スタイルはそれからカルティエ・スタイルと呼ばれ、世界的な流行を作っていったのです。

世界初ばかりのカルティエの功績

世界初、腕時計製造

こうして宝飾工房として出発したカルティエですが、ルイ=フランソワ・カルティエは当初から時計の製造に強い関心を抱いていました。

親交のあった「飛行機の父」と呼ばれるアルベルト・サントス・デュモンから、「飛行中でも操縦桿から手を離さずに使える時計が欲しい」と相談され、当時懐中時計が主流であった中、世界で初めてレザーストラップ腕時計を製造しました。

その時計が依頼主の名を取り、現在のサントスウォッチとなりました。

カルティエの時計が他の宝石商の製品と異なっていると評価された点は、デザインが極めてシンプルでピュアで、宝石で飾り立てなくても時計自体のフォルムが魅力的なこと、これこそが今もカルティエの腕時計が人気の理由のようです。

腕時計製造が大成功を収め、カルティエは息子のアルフレッド・カルティエを共同経営者に据え、1859年 、三人の息子にそれぞれパリ、ロンドン、ニューヨークの三大都市のショップを任せることになります。

プラチナ、バケットカットはカルティエから

1900年、銀の代わりにプラチナをセッティングに使用したのはカルティエが初めてでした。

1912年、最初のバケット(BAGUETTE)カットのダイヤモンドを創作しました。

バケットとはフランス語で「棒」の意味で、ダイヤで用いられる宝石を長方形にカットした形の呼び方です。

ハリウッド女優からモナコ公妃となったグレース ケリーが、レーニエ大公から贈られたエンゲージメントリングもバケットカットのカルティエのものでした。

カルティエパンテール誕生

1933年、カルティエは、ココ・シャネルやバレンシアガらと交流のあった女性デザイナー、ジャンヌ・トゥーサンと一緒に、当時では珍しいアフリカ・サファリへ旅行をします。

ジャンヌ・トゥーサンは帰国後、”自然回帰”をテーマに「パンテール」をデザインします。

この女性ディレクターは当時は珍しかった毛皮を好んで着ていたため、あだ名のパンテール(パンサー)だったことによりその名がつけられました。

パンテール(パンサー)をモチーフにしたこのシリーズは一世を風靡します。

イギリスのウインザー公爵夫人が1949年に注文した152.35カラットのカシミールサファイアをプラチナにセットしたパンテールのブローチはあまりにも有名です。

有名なラブリングの由来は「独占」、「束縛」

1969年、カルティエのデザイナーが、古代の戦士が自分の妻に浮気ができないよう、“貞操帯(ていそうたい)”というものを身につけさせたという昔の伝説からインスピレーションを受け、カルティエラブブレスを作りました。

現在でも愛されているラブブレス。

カルティエのラブブレスは、ネジを留めるデザインに特徴があります。

ネジで留めるデザインをしていることからカップルを強く繋げるという意味合いをこめて、カルティエのラブブレスをプレゼントする方もいるようです。

カルティエのラブブレスを購入すると、ラブブレス専用のマイナスドライバーが付いてきます。

このドライバーを使わないと、カルティエのラブブレスは外すことができないのだとか。

そのラブブレスと同じデザインのカルティエラブリングが登場。

ブライダルリングとしても人気のデザインで、カルティエの代表的なリングです。

実は相手を束縛していたい、自分だけのものにしていたい、という独占欲や嫉妬心が由来となっているのです。

現代のカルティエ

現在もフランスのラ・ペ通りに本店があります。

赤×黒のクールなイメージカラーはそのままに、現代都市生活に適した実用的な単純・直線的なデザイン(カルティエデザイン)でお迎えします。

2005年頃の改装中はこのようなパフォーマンスが。

世界各地に支店があり、身近なブランドではありますが、新婚旅行でパリを訪れた際には是非立ち寄ってみたいですね!

日本との繋がりの強いカルティエ

世界初のオンラインショップは日本から

1980年代後半まで日本市場では「カルチェ」と表示、発音されていましたが、それ以降本国や英語圏市場での発音に近い「カルティエ」に統一され現在に至っています。

カルティエは2008年、世界初のオンラインショップを日本からスタートしました。

2015年には約300点のハイジュエリーコレクションを一堂に集める受注イベント、「カルティエ ロワイヤル(Cartier ROYAL)」を、京都国立博物館で開催しました。

「カルティエ」初の取り組みで、世界中から特別な顧客が招待され、大盛況だったそう。
日本からは森泉さん、夏木マリさんら約200人が招待されました。

カルティエは日本と関係が深い身近なハイブランドです。

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真っ赤な箱から愛がこぼれる

創業から約170年、人々から長年愛され5大ジュエラーにまで登りつめた、知らない人はいないであろう「カルティエ」。

ジュエリー以外に時計や筆記用具でも質の高い製品を提供することで、ブランド価値が上がり、安定させてきたようです。

カルティエのブライダルジュエリーを検討されているプレ花嫁さん、いかがでしたでしょうか?

一生ものだからこそ、歴史があり長く愛されてきたブランドを選ぶことに価値があるのだと思います。

ぜひ、試着に行ってみましょう♡

カルティエ公式HPはこちら

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